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【小話】Merci rosalie
2011-07-10 (日) | 編集 |
創作熱が上がってきてしまい、懲りもせずに書いてしまった…!
時系列を考えると、前回の話→Memo8→今回の話、かな?

ノーチェとロザリーさんの話です。タイトル、間違ってる気がしてどきどき…どうか多目に見てくださいませ(笑)

相変わらず、妄想による捏造が多分に含まれますのでご注意ください!







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【妄想小話】 ロビン・ランスの憂鬱 4
2011-07-05 (火) | 編集 |
※初代PCの恋人、ロビン・ランス視点のお話。
NPCの性格や感情など、思い切り捏造していますので、苦手な方はご注意ください。
内容はPU前のものに沿っています。







翌日の朝、少しばかり警戒しながら王宮を出た。彼女に出くわせば、時間を割かれることになるのは分かりきっていたからだ。しかし彼女の姿は何処にもなく、あれだけ熱烈なアプローチを受けてきた身としては、拍子抜けしてしまった。
いや…来てほしかった訳じゃないから、それで良かったのだが。

何度となく通った、いつもの道を歩く。足は進める程に重くなるのに、自制が利かずにメイビ区2ー3へと向かう。
今日は途中で花を摘んだ。龍想華でもセシリアの花でもない、なんてことないポワンの花。オレが初めてあの人にあげたものだった。


『おおきくなったらむかえにいくから!』
『嬉しいなあ、待ってるよ』


幼い約束をオレは今でも引き摺っている。

――3年とちょっとだ。そうすれば晴れて成人、大人になれる。少しでも早く大人になりたくて、甘いお菓子を我慢したりした。子供なりの一大決心だったわけだが、勿論、そんなことをしたって何の意味も無い。結局、5歳年上のあの人は、程なくして結婚した。

成人の儀を終えたその足で、あの人を探してまわった。この日に会いに行くと、前から決めていたからだ。ようやっと見つけたあの人は、最初こそ驚いた顔をしていたが、やがてふわりと笑ってくれた。

「成人、おめでとう」

大きくなったねえ、なんて感慨深そうに口にする。

…貴方は小さくなった。
あの時は大きく見えていたのに、今ではオレが見下ろしている。それでも、あの人にとってオレは子供で、今も昔も変わってはいない。見上げてくる表情は、子供を慈しむそれだった。
大人になれば対等な立場になれると思っていたのに、まだ追いつけないのかと歯噛みした。けれど、伝えられるようになったことはある。もともと、その為に会いに来たのだ。

「オレは、貴方が好きだ」

ぽかんと口を開けたあの人は、数秒後にふっと吹き出すと「いやだわ、からかわないでちょうだい」と苦笑した。当然、からかったつもりは無い。伝わらない想いが歯がゆくて、ならばともう一度口を開いた。


「……『おおきくなったらむかえにいくから』」


この一言で、苦笑していたあの人の表情が固まった。どうやら効果は絶大だったようだ。顔を強張らせたまま、オレを見る。その視線を外させまいと、じっと見つめ返した。

「あの日の約束を、オレはずっと信じていた」

笑い飛ばしてくれたって構わない。自分でも女々しいとは思っている。
差し出した黄色い花は、知らず知らず握り締めていたせいか、少し萎れていた。

あの人の答えは聞くまでもなく「ごめんなさい」だと分かっていた。2度言おうが3度言おうが、変わることは無い。それでも食い下がった。子供だと思っているのなら、それを利用してやればいい。

「好きになってくれなくていい。子供の遊びだと思って、少しだけ付き合ってもらいたい」

あえて、「子供の」と言う部分を強調した。我ながらずるい手を使ったと思う。何度目かの告白で、戸惑いながらも諦めたかのように、あの人は力なく頷いた。
こうして、一方的とも言えるこの付き合いは始まったのだ――

一途に想い続けている、なんて言えば綺麗に聞こえるかもしれない。実際はそんなものでは無いのだ。このどろりとした想いが、綺麗な筈が無い。
その分、彼女に…ノーチェに想いをぶつけられるたび、痛かった。ひたむきな想いは、およそ「一途」と言うのに相応しいものなのだろう。

「だから、苦手なんだ……」

独りごちて、唇を噛む。もう目的地は目の前だった。

あの人は、会いに来たオレを困ったような笑顔で迎えた。当たり前だ。早朝、朝食前の家には旦那も子供もいる。
おはよう、調子はどうだ、といった他愛もない挨拶を交わし、摘んできた花を渡す。けれども「あの日」のような微笑みは、今日も貰えなかった。

帰り際に、奥で子供をあやしていた旦那と目があった。ちらりとこちらを一瞥し、すぐさま逸らした彼の青い瞳に怒りの色は無く、ただ静かだった。最初にこの家で会ったときの彼は驚いた顔をしていたし、それは直ぐに険しいものに変わったというのに。穏やかさは、かえって不気味に映った。
おざなりに軽く会釈をして家を出ると、息を吐いて、ずるずると地に落ちるように座り込む。少しして、もたれた扉の向こうから、声を揃えた「いただきます」が聞こえてきた。

目を閉じると、先程の彼の瞳が思い出された。今考えると、あれは、ただ静かなばかりではなかったように思えてくる。勝手な解釈かもしれないが、そこにあったのは憐憫の情だ。彼にとってオレは、敵視するまでもない、ただの哀れな子供だったというわけだ。

ああ、敵うはずがなかった。
年齢だとか力だとか、そういうところもそうだが、何より彼は「大人」だった。
これなら、殴られた方がマシだったかもしれない。もしくは、罵声を浴びせてくれれば良かったのだ。

「…馬鹿みたいだ」

自嘲気味にぼやいて立ち上がる。
それでも明日になれば、オレはまたあの人に会いに行くのだろう。
来た道を辿りながら見上げた空は、どんよりとした気分とは対照的に高く澄んでいる。しかし憂鬱は晴れること無く、寧ろ膨れ上がる一方で舌打ちしたくなった。

こんな日は、仕事だ。それがいい。夕方まで、みっちりと。
終わったら、そうだな……。


(ノーチェ、は…今日も来るのだろうか)


ふと思い浮かべてしまった笑顔に、はたと我にかえる。どうしてあいつの姿が浮かぶんだ?首を傾げるも答えは出ず、色々な感情がないまぜになって出来た、もやもやとした気持ちを持て余すこととなった。





▼追記であとがき
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【妄想小話】 ロビン・ランスの憂鬱 3
2011-07-02 (土) | 編集 |
※初代PCの恋人、ロビン・ランス視点のお話。
NPCの性格や感情など、思い切り捏造していますので、苦手な方はご注意ください。
内容はPU前のものに沿っています。






今年は誰に入れるの?
君がでないから決められない…。

エナの日お決まりの台詞の応酬を耳にしながら、いつもの様に賑わう朝のヤァノ市場を後にした。
恋人同士なら別として、真意であるかどうかは最早関係ないのでは…とさえ思えてしまう。
あのやり取り自体を楽しんでいるのだ、きっと。

異性の友人がいるなら「お前が出ないから…」と答えるのが良いと思うぞ、と前に一番上の兄が言っていた。どうしようもない(というと怒られそうだ)教えではあったが、良好な対人関係を築く上でそれなりには役に立っていた。要は、社交辞令ってやつなのだろう。

(…とは言え、慣れないものだな)

何度か絡まれながらも、人の間を縫って港前の通りを抜ける。ふーっと息を吐いて持ち上げた視線の先に、鮮やかな金色を見つけた。
あの人だ。

ここは王宮前大通りで、そわそわした様子のあの人。
ああデートだな、と感付いてしまい足が止まった。待ち人は自分ではない。それが誰か、なんてことは分かっている。ラヴレンチ・ボドルスキー。シルフィスティルグ員であり、あの人の旦那だ。

「…貴方が出ないから、決められないんだ」

零れ出た本音は、到底あの人には届かない。けれども近寄るのは憚られて、ただぼんやりと眺めていた。行ったり来たり、歩くとふわふわと揺れる金の髪に触れたかった。


「殿下、今年は誰に入れるの?」

声を掛けられたな…というのはわかった。

「え、ああ…おまえが出ないから決められない」

けれど、声の主が誰か、までを考えるほど頭が回らず、適当な返事をしてしまった。
一拍置いて、しまった…!と思い振り向く。そこにいたのは彼女だった。

「ちょっと待て、今のは、」
「まさか、殿下にそう言ってもらえるとは思わなかった…嬉しいなぁ」

心ここにあらずで返した言葉なのに、彼女はそれは嬉しそうに笑っている。流石に罪悪感を覚え、ふいと顔を背けた。いつの間にか、あの人は居なくなっていた。




「私とつきあって欲しいんです…!」

その直後、予想はしていたが、何度目かのそれを聞くことになった。
罪悪感があるとは言え、いつも通り「そんな気は無い」と返すつもりだった。

彼女に向き直り、悪いけど…と切り出したところで言葉が途切れた。
どこか不安げな様子で目は合わせようとしない彼女に、どきりと心臓が鳴る。薄暗闇を柔らかく照らす幻想的な光が、心なしか潤んだ瞳が、綺麗だった。


「…わかった、いいぜ」

だからだろうか。
言うはずだったものとは逆の返事が口から出ていた。
え、と短い声を発して彼女がこちらを見る。…え。思わずオレからも漏れた。
今のは無かったことに、なんて出来る筈もなかった。

もうじき昼なのだろう。コンテストの為か増えてきた人の波に紛れて、彼女が何かを言う前に、オレは逃げるようにしてその場を立ち去った。


人通りが疎らな崖前通りで、ようやく歩くスピードを緩めた。彼女が追って来ていないことを確認し、深い溜め息を吐く。
苦手だと思う部分はあれど、彼女に対して少なからず好意はある。しかし、あくまで好意であって恋じゃない。さてどうしたものか。
考えあぐねるも答えと呼べるものは出ず、頭を抱えたくなった。仕事のあれこれのほうが余程簡単な気がする。


…こうなってしまった以上、彼女のほうから離れてもらうしかない。
考えに考えて、結局浮かんだ案はそれだった。

オレが第一に想う人を知っている。それは彼女にとっての切り札かもしれないが、恐らく弱点でもある。あの人を想う気持ちの、ほんの僅かでさえも自分には向けられていないと知ったら、きっと傷付くだろう。
それでいい、好都合だ。傷付いて、離れていってくれればいいのだ。そうして、二度とオレなんかに近付こうなんて思わないでくれたら…。

(今度こそ、笑顔ではいられないだろうな)

口が滑ったとは言え、了承の返事をしたのは自分のほうだ。それなのに。


「…最低な奴だな、オレは」


ぐしゃぐしゃと頭を掻いて、往来の真ん中であることも気にせずにしゃがみこんだ。






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【妄想小話】 ロビン・ランスの憂鬱 2
2011-06-30 (木) | 編集 |
※初代PCの恋人、ロビン・ランス視点のお話。
NPCの性格や感情など、思い切り捏造していますので、苦手な方はご注意ください。
内容はPU前のものに沿っています。








好意を寄せられること自体に悪い気はしない。だからと言って、それに応えられるわけじゃない。告白されたことが無いわけではなかったし、大抵の場合は一度断ればそれで終わる。

けれども、彼女は違った。


「…悪いけど、そんな気は無いんだ」
「はい。今は、まだ無理ってことですよね」

オレの断りの返事を恐ろしくポジティブに解釈して、にこりと笑ったのだ。
それだけではない。ロザリーさんと友人になっちゃいました、と見事な追撃も決められた。つまり、「あなたが思いを寄せている人の素性は、理解しましたよ」と暗に示しているわけで。
呆気に取られるとはこの事か、と実感した。

彼女は次の日もやって来て(今度は花のプレゼント付きだ)前日と同じ言葉を口にした。オレも同じ台詞でもって返してやる。
そうですか…と呟き俯いた時には、これで諦めるだろうと胸を撫で下ろした。が、その考えはすぐに打ち砕かれた。

「…でも、好きですから!」

言い放って顔をあげた彼女は、やっぱり笑顔だった。

意気揚々と帰っていく彼女を眺めながら、立ち尽くすことしか出来なかった。
押し付けられたに近いセシリアの花を手に、はあ、と飲み込めなかった溜め息が漏れる。

想い人がいることを知ってもなお、好きだの付き合って欲しいだのと言ってくる彼女に辟易した。
それと同時に、似ている、とも思った。
あの人を性懲りもなく想う自分と、その姿が被るのだ。
嗚呼、あの人もこんな気持ちでオレと向き合っていたのだろうかと痛感させられた。さぞ惨めに映っていただろう。そんな風に思い知らせる存在である彼女が気に食わなかったが、所詮それは自己嫌悪からの八つ当たりだ。彼女が移住してこなければ心穏やかに過ごせていた筈だ、などと考えては、ひどく情けない気持ちになった。


明くる日もやって来た彼女に、大体オレのどこが好きなんだ、となかば自棄になって問い掛けた。
どうせ、上辺に目が眩んだだけに違いない。現王の息子。一番末であろうが、その肩書きには変わりはない。愛想がないのは自覚しているし、優しくするのも苦手なオレに執着する理由なんて、それ以外にどこにも無いだろう。

彼女は斜め上を向いてうーんと唸ってから「全部、とか…ダメですか」と聞き返してきた。一瞬ぎょっとしたが、丸投げしているようにも取れる答えだったので却下した。やっぱりダメですよね〜と苦笑した彼女は再び何やら考え出した。
よくある無難な答えなら突っぱねてやる、と腹の中で毒づく。性格が悪いと言われようが構わなかった。

と、彼女が口を開いた。


「そうですねぇ…仕事熱心なところとか、本当は優しいのに不器用なところ、いむを見かけると必ず話しかけるところに…それから」
「待て!!わかった、もう言わなくていい!」

というか言わないでくれ!
つらつらと語る彼女を慌てて制止した。声は上擦っていたと思うが、そんなことを気にしてはいられない。

何が恥ずかしいって、いむに声を掛けているのを見られていたことだ。彼女の言い方から察するに、相当な回数を。優しい、だなんて褒められて気恥ずかしい気持ちも多少はあるが、それよりもダメージが大きかった。
そもそも、どこが好きかという質問に対する答えがそれってどうなんだ。

言われた通りに口を閉ざした彼女は、にこにこと笑っている。音符のひとつやふたつ飛んでいるかもしれない。
食って掛かってやると息巻いていたのに、すっかり彼女のペースに飲まれてしまった。
畜生。むすりと口を引き結ぶと「あと、照れ隠しに不機嫌な顔をするところも、ですね」と付け足された。

誤魔化しは見破られていたらしい。

やられた。完敗だ。
余裕の表情を見せる彼女に、こんなことを聞くべきじゃなかったと後悔した。
【妄想小話】 ロビン・ランスの憂鬱
2011-06-30 (木) | 編集 |
初代PCの恋人、ロビン・ランス視点のお話。

NPCの性格や感情など、思い切り捏造していますので、苦手な方はご注意ください。
切りの良さそうなところで分けているので、長さがまちまちです。
中途半端ですが、場面としてはMemo7くらいまでで、Memo8で書いた捏造過去もちょっと出てきます。でも、読んでいなくても問題は無いと思います(笑)

※内容はPU前のものに沿って書いているので、いろいろ…ご理解ください←

では、暇つぶしに見てやるよ!って方は続きからどうぞ~





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